建物は、終戦後まもなく建てられ、60年以上に渡り地域に親しまれてきた「ひょっとこ寿司」を保存改修した。内部は、既存の壁を大部分撤去し、一体的に開放、建具でフレキシブルに区切って利用できるようにした。また、カフェ・多目的スペース・子育て支援スペース等で構成し、子どもから高齢者が円滑に利用できるようバリアフリー化も行った。キッチン上部には「ひょっとこ寿司の銘板」を保存し、建物の記憶をまちの宝物として継承している。