保土ケ谷駅西口商店街沿道に店舗兼用住宅の新築を行った。敷地は、江戸時代に高札場が設けられていた旧東海道保土ケ谷宿の中心であり、現在でも賑わいのある場所である。店舗前面は、うだつのある庇を設け通りに対して連続性の高い設えとした。
1階はカウンタバー+フリースペースで現代のまちづくり活動の拠点として多用途に活用できるように計画。2,3階のオーナー住居は狭あいな敷地周辺環境の中で通風や採光を効率よく得られるように、トップライトや吹抜け、ハイサイド窓等を活かした空間構成とした。キッチンはダイニングテーブル一体のオープンアイランド形式とした。また、敷地裏手にある銭湯へと続く路地への出入口を設け、照明も配して路地の魅力も向上させつつ店舗空間との一体的な回遊性のある空間を実現した。