宮城県気仙沼市の男山客座敷(国登録有形文化財)の保存修理事業を行った。
昭和初期に建てられた造り酒屋の住居兼客座敷を修繕し、酒蔵見学者をもてなす試飲・レクチャー・会合スペースとしての活用の為の機能追加を行った。奥の二間続きの座敷は庭園と共に当初復原し、手前の座敷を外部よりバリアフリーで入れる空間へと改修。外観は既存の素材を極力残しつつ、痕跡から当初の形に復原した。耐力壁には面格子壁を採用。