横浜市港北区の菊名桜山公園内に休憩、イベントスペースを併設したトイレ棟を新築した。管理と活用を行う地域住民愛護会組織との対話型設計を進め、桜の名所である公園の景観の中にあって建築が主張せず、夜間の安全性にも配慮したデザインとするため、鉄製の連続ルーバーとLED景観照明を採用した。また、仕上げや色彩を現地に置いて熟考し、苔による屋上緑化や雨水貯留タンクを設え、自然と調和する空間づくりを実現した。地域住民のイベントスペースや憩いの場として活溌に活用されている。